かぎ編みの基礎!細編みの増やし目と減らし目の編み方と編み図記号について

かぎ針編みのやり方
かぎ編みのやり方

皆さんこんにちは。こんです。

今回の記事ではかぎ編み初心者さんや、これから始めてみようと思っている人に向けて、細編みの増やし目と減らし目についての解説をします。

以前書いた細編みのやり方を紹介した記事でも少しだけ触れているのですが、今回はもうちょっと詳しく書いてみようと思います。

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細編みと増やし目、減らし目についての編み図記号についてや、編み図を見る際の注意点も説明していますので、よかったら見てみてください。

増やし目について

まずは細編みの増やし目についてお話します。

ひとつの目に細編みを2回編むことを”細編みの増やし目”や”細編み2目編み入れる”といいます。

増やし目は増し目(ましめ)や増目(ぞうめ)といったりもします。

「細編みの」の部分を省略して”増やし目”ということも多いです。

その場合、特に指定がなければ細編みの増やし目だと考えていいと思います。

”長編みの増やし目”などと言われたら長編みを指定されている数だけ編み入れてください。

増やし目の編み方

次は細編みの増やし目の編み方を説明します。

画像は右利きの人は左側を、左利きの人は右側を参考にしてください。

まずは細編みを編みます。

増やし目1
細編みを1目編みました。

次に、先ほど細編みを編んだのと同じ目にもう一度かぎ針を入れて、細編みを編みます。

増やし目2
さっきと同じ目にかぎ針を差し込みました。
増やし目3
糸を引き抜きました。
増やし目4

これで細編みの増やし目が編めました。

減らし目について

次は細編みの減らし目についてお話します。

ふたつの目に未完成の細編みをそれぞれ作って、それを一度に引き抜くことでふたつの編み目をひとつに減らすことができます。

それを”細編みの減らし目”や”細編み2目一度”といいます。

こちらも「細編みの」の部分を省略して”減らし目”ということも多く、減目(げんめ)といったりもします。

未完成の細編みについては以前書いた記事でも触れているので、よかったら参考にしてみてください。

基本の糸の引っ掛け方と細編みの編み方!糸の引っ掛け方で編み目が変わります

減らし目の編み方

それでは減らし目の編み方を説明します。

まずは未完成の細編みを作ります。

減らし目1
未完成の細編みをひとつ作りました。

このままの状態で、次の目にかぎ針を差し込んで、もうひとつ未完成の細編みを作ります。

減らし目2
次の目にかぎ針を差し込みました。
減らし目3
未完成の細編みをふたつ作りました。

そうするとかぎ針にループが3本かかった状態になります。

最後にかぎ針に糸をかけて、3本のループから一度に引き抜きます。

減らし目4

これで細編みの減らし目が編めました。

編み図記号について

最後に細編みと増やし目、減らし目の編み図記号についてお話します。

編み図とは、編み物で作品を作るための設計図のようなものです。

編み図記号はどんな編み方をしたらいいかを示したもので、日本ではこの編み図記号を使って編み図を作っている場合が多いです。

ちなみに海外では編み図記号は使わず、文章で編み方を載せていることが多いですよ。

細編みや増やし目、減らし目は編み図記号の書き方がいくつか種類があるので、それらを簡単に説明してみようと思います。

編み図記号

まずは細編みですが、編み図記号だと”×”という形で書かれます。

”+”という形で書かれることもあります。

次に増やし目ですが、”∨”という形の中央のスペースに×や+が書かれています。

×や+を省略して”∨”だけで書かれることも多いです。

最後に減らし目ですが、”∧”という形の中央のスペースに×や+が書かれています。

こちらも×や+を省略して”∧”だけで書かれたりもします。

編み図記号はパソコンやスマホの変換では出てこないので、他の記号やアルファベットで代用したりもします。

細編みを”ばつ(×)”や”プラス(+)”だったり、”アルファベットのX”で書いたり、

増やし目を”アルファベットのV”で、減らし目を”アルファベットのA”で書いたりしているのを見たりします。

減らし目をAで書くのは知らないと少し混乱するかもしれないので、よかったら覚えておいてください。

ちなみに僕は”または(∨)”や”および(∧)”を増やし目と減らし目にすることが多いです。どちらも”きごう”を変換して出してます。

編み図記号の向き

編み図を見るときに気をつけないといけないのが、編み図記号の向きです。

例えば下の画像で矢印が指している編み図記号ですが、一見すると上の記号は増やし目、下の記号は減らし目に見えます。

編み図記号の見方1

ですが、これは両方とも増やし目の記号になります。

中央に”わ”と書かれている編み図は、中央から外側へ広がって(書き進めて)いくので、横側や下側へ伸びていく部分は、その方向へ編み図を回転させながら見るイメージになります。

編み図記号の見方2

なのでこの編み図だと”>”や”<”のマークも増やし目ということになります。

これはかぎ編みを始めたばかりだと間違えやすい部分なんじゃないかなと思います。

特に増やし目と減らし目の両方が混在していると混乱しやすいと思うので気をつけてください。

可能なら編み図を回転させながら確認してみるといいかもしれません。

終わりに

この記事では増やし目と減らし目の編み方や、編み図記号についてお話しました。

僕はかぎ針編みであみぐるみをよく作っているのですが、あみぐるみの大部分は細編み、増やし目、減らし目でできています。

なので、これであみぐるみを編む工程の9割はできるようになったと言っても過言ではないと思います。

あみぐるみ作り全体の工程で見ても半分以上の割合は占めていると思います。

実際の編み図の一部

こちらは僕が前に作ったあみぐるみの編み図(一部)ですが、ほぼ細編みと増やし目、減らし目でできています。

編み物には、難しそう。というようなイメージがあったりしますが、あみぐるみ作りにかぎってみたら実はかなり単純だったりします(モチーフ編みや棒針編みはほとんどやらないのでわかりません汗)。

それでいて、どこでどれだけ目数を増減させるかだったり、パーツをどんなふうにくっつけるかだったりと、とても奥が深い一面もあります。

僕にはまだ無理ですが、極めたらとても複雑な作品や、本物のようにリアルな作品だって作れますよ。

あみぐるみ作りはとても楽しいので、その魅力をたくさんの人に知ってもらいたいと思っています。

なのでこのブログでは、かぎ編みやあみぐるみ作りのやり方やコツをこれからも僕なりに紹介していきますので、よかったらまた見に来てもらえると嬉しいです。

それでは今回はこの辺りで。

モチーフ編みや棒針編みはほとんどやったことないけど、あみぐるみを作っているとそっちもできるような気がしてくるこんでした。

またね!

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