かぎ針はペン持ちとナイフ持ちのどっちがいい?それぞれの利点とおすすめの持ち方

かぎ針編みのやり方
かぎ針の持ち方

皆さんこんにちは。こんです。

かぎ編みの動画を見ていたら、自分とは持ち方が違う。と思ったことはありませんか?

違う持ち方があることは知っているけど、どんな違いがあるのかはわからない。という人もいるかもしれません。

僕は手先を動かすことが好きで、かれこれ10年ほどかぎ針編みであみぐるみを作っています。

この記事では、最近かぎ編みを始めたという方や、これから始めてみようと思っている方に向けて、かぎ針の持ち方についてのお話をしようと思います。

かぎ針の持ち方

かぎ針の持ち方は大きく分けて二通りの持ち方が主流になっています。

ひとつはペン持ちと呼ばれたりする持ち方で、もうひとつはナイフ持ちと呼ばれたりする持ち方です。

どちらの持ち方にも利点がありますので、この持ち方が1番いい。とか、この持ち方は間違っている。というようなことはありません。

なのでどちらの持ち方がいいかと聞かれたら、両方試してみて自分にあった持ち方をするのがいいというのが僕の考えです。

次の項目からは僕が思うそれぞれの特徴と、かぎ編みを始めたばかりの人や、これから始めようと思っている人へ僕なりのおすすめの持ち方についてお話しますね。

ペン持ちについて

ペン持ち

ペン持ちはその名前の通り、ペンを持つのと同じようにかぎ針を持ちます。

親指、人差し指、中指でかぎ針を支えて持ちます。

中指を伸ばして糸や編地に添えることもあります。

かぎ針をしっかりと支えられるので力の入れ具合を安定させやすい(編み目を揃えやすい)のが特徴の持ち方だと思います。

また、ペン持ちは多くの人にとって馴染みのある持ち方だと思うで、初めてかぎ編みをする場合でも直感的に針先のコントロールができたり、細かく動かしたりしやすいんじゃないかなと思います。

日本のかぎ編みの本ではペン持ちで編み方を紹介されていることが多いので、本を参考にしながら編むときは自分もペン持ちの方がわかりやすかったりするかもしれません。

ナイフ持ちについて

ナイフ持ち

続いてナイフ持ちについてです。

かぎ針を包むように持ったり、指先でつまむようにして持ちます。画像では包むように持っています。

人差し指を伸ばして糸や編地に添えることもあります。

他にもかぎ針を短く持ったり、長めに持ったりと、人によって持ち方や持つ場所が結構違ったりするので、一言にナイフ持ちと言っても様々なバリエーションがあります。

ナイフ持ちはペン持ちと比べて、慣れるまで一定の力で編むのが難しく、針先のコントロールもしづらいんじゃないかなと思います。

それならペン持ちの方がいいんじゃない? と思うかもしれませんが、ナイフ持ちはペン持ちよりも手首の負担が少ないと言われています。

実際にナイフ持ちとペン持ちで編み比べてみたらわかるのですが、ナイフ持ちの方が編むときの手首をひねる回数が少なく、また手首を動かす動作(角度)も小さいです。

なので、ペン持ちだと手が痛くなってしまって編めないけど、ナイフ持ちだと編める。という方もいらっしゃいます。

また、お仕事で編み物をしている方は毎日長い時間編むので、手首の負担を減らすためにナイフ持ちをしている人もいるそうです。

針先のコントロールだったり、一定の力で編んだりというのも、最初はやりにくいかもしれないですけど、慣れてしまえば問題なく編めるようになります。

日本の本だとペン持ちで紹介されていることが多いと言いましたが、かぎ編みの動画を見てみるとナイフ持ちで編んでいる方もたくさんいらっしゃいます。

結局どっちの持ち方がいいの?

ここまで、ペン持ちとナイフ持ちの特徴と、僕が思う利点をお話しました。

ここまで見て、結局どっちの持ち方がいいのかと思われたかもしれません。

僕が最近かぎ編みを始めたという方や、これからかぎ編みを始めてみようと思っている方におすすめするのは、

手首が痛くならないのならペン持ちで始めて、かぎ編みに慣れてきたらナイフ持ちも試してみる。

というやり方です。

まず大前提として、ペン持ちだと手首が痛くなってしまう場合はナイフ持ちの方がおすすめです。痛いのを我慢しながら編んでも楽しくないですからね。

逆にナイフ持ちで手が痛くなる場合はペン持ちを試してみてください。相性もあると思います。

少し話がそれますが、かぎ編みを始めたばかりの頃は手がガチガチにこわばって、それで痛くなってしまうこともあります。

糸を持っている方の手や、手全体が痛くなる場合はそれが原因かもしれないので、手の力を抜いて、少し緩めに編むのを意識してみると改善するんじゃないかなと思います。

どうしても手に力が入ってしまう場合は、糸の持ち方を工夫してみるといいかもしれません。

かぎ編みの基本の糸の持ち方と糸が滑るときに試してほしい3つの工夫

かぎ針を少し太めのものや、グリップがついていて持ちやすいものに変えてみるのもおすすめです。

かぎ針を持つ方の手の、手首を中心に痛みがある場合はナイフ持ちを試してみてください。

ペン持ちから始めるのをおすすめする理由

ペン持ちから始めるのをおすすめする理由はふたつあります。

ひとつ目は多くの本に載っているのと同じ持ち方だからです。

かぎ編みを始めたばかりの方は本を参考にすることも多いと思うので、本に載っているのと同じ持ち方の方がわかりやすいんじゃないかなと思います。

ふたつ目の理由は、ペン持ちは馴染み深くて動かしやすいからです。

僕がかぎ編みを始めたばかりの頃は、そもそも糸をどうやってかぎ針に引っ掛けたらいいんだろう? というところからのスタートでした。

その段階で、かぎ針もうまく動かせない(針先のコントロールがうまくできない)というのが重なると、かぎ編みのハードルが高くなってしまいます。

なので最初はかぎ針を少しでも動かしやすいようにペン持ちから始めて、糸を引っ掛けたり、引き抜いたりすることに集中できるようにした方がやりやすいと思います。

それに、ペン持ちで糸の引っ掛け方(編み方)などを覚えたら、ナイフ持ちにしたときに今度はかぎ針を動かすことに集中できるので、結果的にナイフ持ちに早く慣れることができるんじゃないかなと思います。

実際に僕がかぎ編み初心者だったときにナイフ持ちを試してみたことがあるのですが、糸が針先から外れてしまったり、編み目をうまく拾えなかったりしてなかなか編めませんでした。

ですがペン持ちで経験を積んで、かぎ編みに慣れてから試しにナイフ持ちをしてみたら、練習も何もしていないのに普通に編めちゃった。という経験があります。

恐らくペン持ちで糸の引っ掛け方を覚えたおかげで、持ち方を変えても対応できたのだと思います。

その経験から、いきなりナイフ持ちで始めるよりも、ペン持ちで慣れてからナイフ持ちを試す方がやりやすいんじゃないかな。と個人的には思っています。

ペン持ちに慣れたらナイフ持ちも試してみてほしい理由

次にペン持ちに慣れたらナイフ持ちも試してみてほしい理由についてです。

1番大きな理由はやはり手首の負担が少ないことです。

僕はかぎ編みは短時間でも始められる趣味だと思っていますが、一方で作品が完成するまでにはとても時間がかかります。

そして編み物は時間を忘れて熱中できる趣味です。

編み物を始めたら、気がついたら何時間も経っていた。なんてことはしょっちゅうあるのですが、それだけに手首への負担が心配になります。

かぎ編みが大好きなのに手が痛くて編めない。なんてことになってしまったらとても悲しいですよね。

なのでペン持ちに慣れたら一度ナイフ持ちも試してみて欲しいと思っています。

ですが、絶対にナイフ持ちにしないといけない。というわけではありません。

せっかくペン持ちに慣れたのに、ナイフ持ちにしたらうまく編めなくなってしまった。というのは結構ストレスになりますし、相性が悪くてどうしてもナイフ持ちに馴染めない場合もあります。

ナイフ持ちも試してみて、やっぱりペン持ちの方が自分にはあっている。と感じたらペン持ちにしたらいいですし、ナイフ持ち結構いいじゃん! とか、ナイフ持ちでもやっていけそうだ。と感じたらナイフ持ちにしたらいいんじゃないかなと思います。

そういうわけで、最終的には両方試してみて自分にあっている持ち方をするのがいいんじゃないかなと思っています。

ちなみにそのときの気分で持ち方を変えるのもありですよ。僕も気分転換にいつもと違う持ち方をすることがあります。

ペン持ちとナイフ持ち以外の編み方

他の持ち方

ここまでペン持ちとナイフ持ちについてお話してきましたが、それ以外の持ち方で編んでいる方もいらっしゃいます。

何年か前にテレビで、高速で編み物をするおばあちゃんが紹介されていたのですが、机の縁にかぎ針を当てて固定して、編地の方を上下に動かして編んでいてとても驚きました。

僕の3倍は早いスピードで編んでいましたし、それでいて機械のように正確に編んでいたので、一時期憧れてその編み方を練習していたことがあります。

なんとか細編みはできるようになったのですが、ふと「このやり方で長編みとかはどうやって編むんだろう」と思い、色々試してみたのですがうまくできず、結局いつもの編み方に戻した経緯があります。

でもあのスピートどインパクトは忘れられません。今でも憧れています(笑)

僕の持ち方

余談なのですが、僕は基本的にペン持ちであみぐるみを作っています。

以前は中指を伸ばすタイプのペン持ちだったのですが、動画を取るようになってから、中指を伸ばさない方が画面が見やすいかな? と思って伸ばさないタイプのペン持ちに変えました。

たまに手首が痛くなるので、そういうときにはナイフ持ちをしています。

あとは気分転換にいろんな持ち方を試してみたり。

やっぱり手首への負担が気になるので、そのうちナイフ持ちに変えようかな? とも思っているのですが、ペン持ちの方がしっくりくるのでどうしようか考え中です。

ちなみにですが、気分転換に持ち方を変えるのはかぎ編みをする人のあるあるネタなんじゃないかと思っています。皆さんはどうでしょうか?

終わりに

この記事では、僕が思うペン持ちとナイフ持ちそれぞれの利点と、おすすめの持ち方についてのお話をしました。

手は編み物をする上でとても大事なのですが、それと同じくらい腰も大切です。

編むのに集中しているとつい姿勢が悪くなってしまったりします。

悪い姿勢は腰への負担が大きくなりますので、意識して姿勢を正したり、定期的に立ったりして腰を痛めないように気をつけてくださいね。

こまめに休憩を取るのも大切ですよ。

僕もいつまでも編み物を楽しめるように健康には気をつけたいと思います。

それでは今回はこの辺りで。

最近好みに合致する椅子を見つけてはしゃいでいるこんでした。

またね!

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