輪に何目で編み始めるたらいい?増減させる目数でできる形が変わります

かぎ針編みのやり方
かぎ編みのやり方

皆さんこんにちは。こんです。

かぎ編みにも慣れてきたし、そろそろオリジナルのあみぐるみに挑戦したい。

でも、思った通りの形を作るにはどうしたらいいんだろう。

そんな疑問はありませんか?

僕は10年ほどかぎ針編みであみぐるみを作っていて、ここ数年はオリジナルのあみぐるみばかり作っています。

ですが、初めてオリジナルのあみぐるみに挑戦したときは、増減させる目数によってできあがる形が変わることを知らなかったため、形が歪んでしまったり、作りたい形ができなかったりしました。

ですが、6目ずつ増やせば丸い球体になり、8目ずつ増やせば平べったい形になる。というような、どれくらい目数を変えたらどんな形になるのかを知ってからは、作りたい形が作れるようになって、オリジナルのあみぐるみをたくさん作れるようになりました。

この記事ではオリジナルのあみぐるみを作る上で大切な知識である、輪の作り目で編み始めたときの、増減させる目数による形の違いについてお話します。

知るだけであみぐるみが作りたくなる内容ですので、ぜひご覧になってください。

基本の編み方については以前書いたこちらの記事を参考にしてください。

基本の糸の引っ掛け方と細編みの編み方!糸の引っ掛け方で編み目が変わります

かぎ編みの基礎!細編みの増やし目と減らし目の編み方と編み図記号について

増減させる目数によって形が変わる

かぎ編みで球体を作るときは、1段ごとにどれだけ目数を増減させるかでできあがる形が変わります。

この記事ではその形の変化を、目数を増やすとき、増減なしのとき、目数を減らすときの3段階に分けて解説していこうと思います。

3段階に分ける

目数を増やすときの形の変化

まずは輪の作り目から目数を増やしていくときの形の変わり方についてお話します。

最初に大雑把に解説すると、1段ごとに増やす目数が少ないほどとがった形になり、増やし目をする数が増えると平べったい形に近づいていきます。

そしてさらに増やす目数を多くすると編地が波打ったり、裏返り始めてきます。

具体的な数についてですが、1段目を4目で編み始めて、2段目以降も4目ずつ増やしていけば三角コーンのようにとがった形になっていきます。

1段目を6目で編み始めて、それから6目ずつ増やしていけば丸いボールのように半球状に膨らんでいきます。

8目ずつ増やすと、形は膨らまずに平らな円のように大きくなっていきます。

5目や7目ずつ増やした場合は、その中間くらいの形になります。

増やし目1
横から見た画像
増やし目2
上から見た画像

また、10目ずつ増やすと編地が波打つような形になります。

波打った編地

増減なしのときの形の変化

次は目数を増やしていったあとに、増やし目をやめて増減なしで編んだ部分の形の変わり方についてです。

増減なしで編むと、基本的にはまっすぐ伸びていきますが、増やし目をしていた段よりも少しだけ外周が大きくなります。

増減なし1
横から見た画像
増減なし2
上から見た画像

外周が大きくなるのはほんの少しだけですが、作りたい大きさが決まっている場合は意外と大きな差になることもあります。

例えば最初にあみぐるみの頭パーツを作って、それに大きさが合うように体パーツ作り始める場合です。

体パーツの増やし目をし終えたタイミングでは大きさがちょうどよさそうだったに、増減なしで編み始めたら予想よりも大きくなり、バランスが悪くなってしまうことがあります。

綿の詰め方や詰める量でも膨らんだりするので、大きさが決まっているものを作るときは注意が必要です。

目数を減らすときの形の変化

減らし目をしたときの形の変化は、増やし目をしたときと同じように変わっていきます。

4目ずつ減らすととがった形になるように減っていき、6目ずつ減らすと丸っぽい形に、8目ずつ減らすと平べったい形になるように減っていきます。

減らし目

また、最終的な形は綿をどれくらい詰めるかによっても変化します。

綿を多く詰めると形が少し大きくなり、全体的に丸っぽくなります。

綿の量

逆に少ないと編地に張りが出ないで、少し潰れているように見えることがあります。

編地を平らにするために8目ずつ増減させた場合は、綿をたくさん詰めると丸くなってしまうので、量や詰め方を調節する必要があります。

他にも、お人形の服があって、それがピッタリ合うようにお人形本体を作る場合は、綿の量を調節するか、綿を詰めることで広がる分を見越してゆとりを確保しておく必要があります。

終わりに

この記事では、増減させる目数による形の変わり方についてお話しました。

僕がオリジナルのあみぐるみを作るときには、作りたい形に合わせて何目ずつ増減させるかを決めています。

例えば動物のあみぐるみを作るときに、頭は丸い形にしたいから6目ずつ増やしていこう。

置いたときに自立しやすいように、底の部分は8目ずつ減らして平らになるようにしよう。

耳はとんがった形にしたいから4目ずつ増やしたパーツをくっつけよう。

というように、作りたい形に合わせて何目で編み始めるかや、増減させる数を決めています。

今回は編地に目数を均等に増減させた場合の話でしたが、編地の一部だけを増減させてもっと細かく形をコントロールしたり、中長編みや長編みを混ぜて高さに変化をつけたりと、あみぐるみ作りはとても奥が深いです。

皆さんもぜひ、いろんなあみぐるみを作ってみてくださいね。

このブログでは、最近かぎ編みを始めたという方や、これから始めてみようと思っている方に向けて、かぎ針編みの基礎やコツを発信しています。

僕が初心者時代にわからなかったことや、オリジナルのあみぐるみを作るときに意識していることも載せていますので、よかったらまた見に来てもらえると嬉しいです。

それでは今回はこの辺りで。

思い通りの形が作れるようになるために、まだまだ修行中のこんでした。

またね!

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