皆さんこんにちは。こんです。
今回は前回の準備編の続きで、チーズ抱っこネズミのパーツを編んでいきます。
抱っこシリーズはベースとなる形がシンプルなので、比較的作りやすいんじゃないかなと思います。
ですので、よかったらぜひ作ってみてください。
編み図
今回はこちらのチーズ抱っこネズミの編み図1に載っているパーツを作ります。
チーズは本体の部分と底の部分をそれぞれ編んだあと、くっつけて作ります。
少しややこしく見えるかもしれませんが、実際に作ってみたらそんなに難しくないと思うので、よかったら作ってみてください。
チーズ抱っこネズミの編み図2は準備編をご覧ください。
編み始める前に注意点!
これから文章と画像で作り方を記載していきますが、以下の点に注意してください。
- 文章では省略していますが、各段の初めには毎回、立ち上がりの鎖編みを1目編みます(編み図には記載してあります)。
- 文章では省略していますが、各段の最後には毎回、その段の最初に編んだ目に引き抜き編みをします(編み図には記載してあります)。
- 増やし目と記載されているものは、細編みの増やし目(細編み2目編み入れる)です。
- 減らし目と記載されているものは、細編みの減らし目(細編み2目一度)です。
- 例外や特殊な編み方がある場合は別途記載します。
チーズ抱っこネズミでは、チーズとしっぽを作るときに例外がありますので気をつけてください。
- チーズとしっぽは鎖編みの作り目で編み始めます。
- 説明で立ち上がりの鎖編みと引き抜き編みの記載がしてあるところがあります。
頭を編む
それでは最初に頭パーツを編みます。
色は灰色で編んでいます。
1段目(6目):輪の作り目に「細編み」を6目編み、輪をしぼります。
2段目(12目):「増やし目」を6回繰り返します。このとき、糸端は編みくるんで処理します。
3段目(18目):「増やし目を1回、細編みを1目」これを6回繰り返します。
4段目(24目):「細編みを1目、増やし目を1回、細編みを1目」これを6回繰り返します。
5段目(30目):「増やし目を1回、細編みを3目」これを6回繰り返します。
6段目(36目):「細編みを2目、増やし目を1回、細編みを2目」これを6回繰り返します。
7~10段目(36目):「細編み」を36目編みます。
11段目(30目):「細編みを2目、減らし目を1回、細編みを2目」これを6回繰り返します。
12段目(24目):「減らし目を1回、細編みを3目」これを6回繰り返します。
13段目(18目):「細編みを1目、減らし目を1回、細編みを1目」これを6回繰り返します。
13段目まで編んだら糸を長めに残して切ります。
糸端は体パーツとくっつけるのに使います。
綿を詰めたら頭パーツの完成です。
口元を編む
次は口元パーツを編みます。
口元は2段目までは赤色、3段目からは灰色で編みますので、間違えないように気をつけてくださいね。
1段目(4目):輪の作り目に「細編み」を4目編み、輪をしぼります。
2段目(4目):「細編み」を4目編みます。このとき、糸端は編みくるんで処理します。※
※3段目からは色が変わりますので最後の細編みを引き抜くときに毛糸を赤色から灰色に変えてください。
3段目(8目):「増やし目」を4回繰り返します。このとき、糸端は編みくるんで処理します。
4段目(12目):「増やし目を1回、細編みを1目」これを4回繰り返します。
5段目(16目):「細編みを1目、増やし目を1回、細編みを1目」これを4回繰り返します。
6段目(16目):「細編み」を16目編みます。
6段目まで編んだら糸を長めに残して切ります。
糸端は頭パーツとくっつけるのに使います。
耳を編む
次は耳パーツを編みます。
耳は灰色で編みます。
1段目(8目):輪の作り目に「細編み」を8目編み、輪をしぼります。
2段目(16目):「増やし目」を8回繰り返します。このとき、糸端は編みくるんで処理します。
2段目まで編めたら糸を長めに残して切ります。
糸端は頭パーツとくっつけるのに使います。
耳は2個必要なので、同じものを合計2個作ってください。
チーズを編む
最後に抱っこしているチーズを作ります。
チーズは本体部分と底の部分をそれぞれ編んで、くっつけます。
また、チーズは鎖編みの作り目で編み始め、他のパーツの説明では省略している立ち上がりの鎖編みと引き抜き編みの記載がしてあるところがあります。
チーズの色は黄色で作りました。
本体の部分
鎖編みの作り目で編み始めます。
また、チーズ本体の2段目は全て細編みのすじ編みで編みますので、間違えないように気をつけてくださいね。
1段目(10目):
1.鎖編みの作り目を3目と、立ち上がりの鎖編み1目の、合計4目の鎖編みを編みます。
2.立ち上がりの鎖1目を飛ばして、次の鎖の目を拾って細編みを編みます。その隣の目にも細編みを編みます(このブログでは鎖の裏山を拾いましたが、拾いやすい所で大丈夫です)。
3.工程2で編んだ目の隣に中長編みを5目編み入れます。
4.工程3で編んだ目の隣に細編みを編み、更にその隣の目に細編みの増やし目をして、最初の目に引き抜き編みをします。
これで1段目が編めました。
2段目(10目):「細編みのすじ編み」を10目編みます。
2段目まで編んだら糸を長めに残して切ります。
糸端はチーズの底部分とくっつけるのに使います。
これでチーズの本体の部分ができました。
底の部分
チーズの底の部分は、本体の部分の1段目と同じ編み方です。
1段目を編み終わったら糸を切ります。
糸端はチーズの本体とくっつけたあとに処理します。
本体と底をくっつける
最後にチーズの本体と底の部分をくっつけます。
注意点として、底の部分の目を拾うときは向こう半目だけを拾います。
1.チーズの本体の部分の糸端をとじ針に通し、最初の目を拾います。
2.底の部分の、引き抜き編みのふたつ前の目の向こう半目を拾います。
3.本体の部分の、工程1で拾った目の隣を拾います。
4.底の部分の、工程2で拾った目の隣の向こう半目を拾います。
5.工程3と4を繰り返します。
6.7割ほどくっつけたら綿を詰めます。
7.最後までくっつけたら、本体と底の部分の糸端をそれぞれ処理します。
糸処理はやりやすいやり方でしてください。
僕は糸端を通したとじ針を適当な編み目から出して玉止めをして、結び目を編地の中に隠して糸を切るやりかたで糸処理をしました。
終わりに
これでチーズ抱っこネズミの編み図1に載っている分のパーツが作り終わりました。
チーズの作り方の説明が少し難しかったのですが、よくわからなくてもそれっぽい形になっていたら大丈夫だと思います。
もしも実際に作られた方がいらっしゃいましたら、お疲れさまでした。
これから作ろうと思っている方は、休憩をしながら作ってくださいね。
次回は2枚目の編み図に載せている分を編んでいきますので、もしよろしければまた見に来てもらえると嬉しいです。
それでは今回はこの辺りで。
あみぐるみを作るときは「なるべく手軽で簡単に、でもこだわるところはこだわる」をコンセプトにしているこんでした。
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